
2011年08月29日
文武とは・・・
お稽古がお休みで時間のある時に、日頃気になっていることをお伝えしておきます。

文武館の名称由来についてはHPで紹介させていただいておりますが、文武とは何ぞやと・・・
確かに、文武には、(文武二道・文武一徳・文武不岐・文武両全、文武両道) などという言い方があります。
「学問と武芸の両方」という意味で、文武の相互作用の重要性を表しています。
但し、学校の校訓や一般生活における表現では、「文」を勉強、「武」を部活(特に体育会系)に例え、「勉強と部活の両立」と解釈することが多いですが、これは元の言葉を現代風に噛み砕きすぎて、軽くなってしまっていると私は常々嘆いています。
むしろ、「文」は計画力・知性・教養・良識 「武」は実践力、と解釈する方が教育的だと思います。
ちなみに「文」と 「武」 を合わせた 「斌」(ヒン) という漢字があります。
これは「外面の美しさに内面の実質が伴ってよく調和している。ほどよくうるわしい」という意味だそうですが、これこそ文武両道の本質だと思います。
「身」が「美」しいと書いて、「躾」(しつけ) これもまた素敵な言葉です。
さてさて、武文両道ではなくて、文武両道・・・何か意味があるのかなと?
言葉として、「右左」ではなくて「左右」、「悪善」ではなくて「善悪」、「暖寒」ではなくて「寒暖」、「否安」ではなくて「安否」、「外内」ではなくて「内外」、「旧新」ではなくて「新旧」、「緯経」ではなくて「経緯」・・・・などと言うように、単に語呂の問題ではないかと思います。
写真の手拭字 書は右から左に書くもので、左隅に落款(名前)が常です。
ここを間違えると、「武文」になってしまうんです。ややこしいね。
次回は、「文武一徳」についてお伝えします。
BUNBUKAN
文武館の名称由来についてはHPで紹介させていただいておりますが、文武とは何ぞやと・・・
確かに、文武には、(文武二道・文武一徳・文武不岐・文武両全、文武両道) などという言い方があります。
「学問と武芸の両方」という意味で、文武の相互作用の重要性を表しています。
但し、学校の校訓や一般生活における表現では、「文」を勉強、「武」を部活(特に体育会系)に例え、「勉強と部活の両立」と解釈することが多いですが、これは元の言葉を現代風に噛み砕きすぎて、軽くなってしまっていると私は常々嘆いています。
むしろ、「文」は計画力・知性・教養・良識 「武」は実践力、と解釈する方が教育的だと思います。
ちなみに「文」と 「武」 を合わせた 「斌」(ヒン) という漢字があります。
これは「外面の美しさに内面の実質が伴ってよく調和している。ほどよくうるわしい」という意味だそうですが、これこそ文武両道の本質だと思います。
「身」が「美」しいと書いて、「躾」(しつけ) これもまた素敵な言葉です。
さてさて、武文両道ではなくて、文武両道・・・何か意味があるのかなと?
言葉として、「右左」ではなくて「左右」、「悪善」ではなくて「善悪」、「暖寒」ではなくて「寒暖」、「否安」ではなくて「安否」、「外内」ではなくて「内外」、「旧新」ではなくて「新旧」、「緯経」ではなくて「経緯」・・・・などと言うように、単に語呂の問題ではないかと思います。
写真の手拭字 書は右から左に書くもので、左隅に落款(名前)が常です。
ここを間違えると、「武文」になってしまうんです。ややこしいね。
次回は、「文武一徳」についてお伝えします。
BUNBUKAN
Posted by bunbukan at 21:29│Comments(0)