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2011年08月30日

文武一徳

文武一徳

文武一徳
師匠直筆の色紙

武専22回生の師匠が伝えたかった、「文武」とは、大日本武徳会の趣意に語られている。

是非一度、原文を拝見していただきたいものです。

趣意書

文武は車の両輪、鳥の両翼と言いならされて居る。
文武は一徳で各別のものではないというのが、わが国徳育の根本概念であることは、改めて言うまでもない。古くは中江藤樹翁が『翁問答』に天を経とし地を緯として天下国家を治め、五輪の道を正しうするを文という。天命を畏れざる悪虐無道の者ありて、文道を妨ぐる時は、或いは刑罰にて懲し、あるいは軍を起こし征伐して、天下一統の治をなすを武という。然る故に、戈を止という二字を合せて武の字を作りたり。文道行はんための武道なれば、武道の根は文なり、武道の威を用いて修むる文道なれば、文道の根は武なり。

「その外万事に文武の二は離れざるものなり」と書いて居るは、この根本概念を祖述するものに外ならない。時の隆汚と共に文の衰え武の潰されるることがなかったといえないが、文武が互いに根となり一徳に帰するに非ざれば、修身、斉家その他一も功を奏するものではない。われわれが新に武徳会の隆昌発展を期する所以の理由は全く茲にある。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・後文略

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